島根、大阪、北海道と、9月までに3度も大規模な地震が発生した2018年。
年初の豪雪や記憶に新しい猛暑や豪雨、台風21号などの異常気象などもあって、「明日は我が身だな…」と不安を感じている方も多いかと思います。
用意しないとな、とは思いつつ、先延ばしになっていた我が家の防災袋の準備なんですが、先日の「北海道胆振東部地震」もあってかAmazonで取扱のある防災セットは次回入荷が2ヶ月ほど先になっていました…
…しかも結構高い。
入荷待ちの間に災害が来るのも怖いし、内容物を確認してみると1点1点は100円ショップでも売っていそうなものばかり。
そんなわけで、今回は
- なるべく低予算
- 災害発生後は一時的に避難所で過ごす可能性がある
- 食料は普段から多めにストックをしておく「日常備蓄」をしている
という想定で、必要最低限の防災セットを作ってみました。
100円ショップで揃える防災グッズ
実際に購入してきたのが上記の30点。(+写真に入れ忘れた油性ペン)
※()は購入した100円ショップの名称です
- 給水バッグ(ダイソー)
- レジャーシート(ダイソー)
- レインコート(ダイソー)
- アルミシート(セリア)
- 不織布マスク(ダイソー)
- 布テープ(ダイソー)
- 乾電池(ダイソー)
- LEDライト(セリア)
- 乾電池式モバイルバッテリー(ダイソー)
- Lightningケーブル(ダイソー)
- USB Type-Cケーブル(ダイソー)
- おしり拭き(ダイソー)
- 紙皿(ダイソー)
- カイロ(ダイソー)
- ホイッスル(ダイソー)
- ビニール袋(ダイソー)
- アイマスク・耳栓セット(ダイソー)
- エア枕(ダイソー)
- ラテックス手袋(ダイソー)
- 割り箸(ダイソー)
- 紙コップ(ダイソー)
- ナイフ(ダイソー)
- ラップ(ダイソー)
- 携帯トイレ(セリア)
- 軍手(セリア)
- 綿ガーゼ(ダイソー)
- 包帯(ダイソー)
- 綿棒(セリア)
- 絆創膏(ダイソー)
- 歯ブラシ(ダイソー)
- 油性ペン(ダイソー)
参考にしたのはこちらの防災袋とKindle版なら無料で読める東京防災です。
税込み108円×31商品=3,348円で揃えることができました。
我が家は妻と0歳の息子も居るので、数量を増やしたグッズも一部ありますが、それでも4,000円程度です。
詰め込むためのバッグは家で余っていたリュックサックを利用しましたが、ダイソーでは300円商品として大型のバッグが 売っているのでそれを買っても良いかと思います。
身につけるもの
- 軍手
- 布テープ
- 油性ペン
- ホイッスル:非常時に助けを呼べる。住所氏名を書いた紙を入れておける機能付き
布テープは本来の用途以外に、文字を書いてメモ帳代わりにしたり、一時的なケガの止血のために使ったりと幅広く使えて便利だそうです。
(油性ペンは全部並べた写真に入れ忘れました)
- レインコート:両手が使えてコンパクトにしまえるので傘より良いです。
- カイロ
- アルミシート:保温能力が高く、軽量でコンパクト。
寒さ対策に重点を置いたんですが、暑さ対策グッズも買えば良かったかも…
- エア枕
- アイマスク(耳栓付き)
- レジャーシート
避難所で過ごす場合、多少でも快適になりそうなものを。
アイマスクとエア枕はトラベルグッズコーナーに売っていました。
衛生・エチケット用品
- 不織布マスク
- 綿ガーゼ
- 包帯
- 絆創膏
- 綿棒
ケガした場合でも最低限の処置ができるように。
消毒できるものを買っていないので足しても良さそう。
- 歯ブラシ
- 簡易トイレ
- ラテックス手袋
- おしり拭き
トイレが使えない場合に備えて簡易トイレも念のために用意。トラベルグッズコーナーにありました。
ラテックス手袋は汚物の処理、感染症の防止などで使えると東京防災で紹介されていたのでチョイス。
ウェットティッシュは体を拭いたり様々な用途で使えますが、100円ショップで買うなら赤ちゃんのおしり拭きがコスパ最強です。
大判、厚手で枚数も多く、今回購入したのは105枚入りで108円(税込)なのでほぼ1枚1円です。他のウェットシートなどは30〜60枚入りのものが多いので、おしり拭きがいかに優れているかわかるかと思います。
歯ブラシは実際に被災経験のある方から、歯を磨けなくて困ったという声を聞いていたので選びました。
電気関係
- Lightningケーブル
- USB Type-Cケーブル
- 乾電池式モバイルバッテリー
情報収集や連絡手段として必須のスマートフォン充電グッズです。
北海道胆振東部地震では長期の停電もあり、必ず電気が使えるとは限らないと痛感した方も多いかと思います。
普段使っている充電式のモバイルバッテリーとは別に乾電池で使えるモバイルバッテリーを買ってみました。
セリアのLEDランタンが100円のくせにめっちゃ明るいという記事を読んでいたので、そちらを購入しました。
電池は使用期限が7年あるものがダイソーに売っていたので購入。
食事関係
- 給水袋:断水した場合を想定
- 紙皿
- 紙コップ
- 割り箸
- ラップ
- ナイフ
- ポリ袋:中身が見えない黒色
災害時は水が貴重になるであろうと想定して、使い終わったら洗う必要が無く、軽い紙の食器と割り箸をチョイス。
ナイフは様々なシーンで使えそうなので、持ち運びやすそうな果物ナイフにしてあります。
ラップは皿に巻くだけでなく、東日本大震災のときはケガの一時処置や防寒などでも役立ったと聞いたことがあるので入れておくと役立ちそうです。
食料
今回は
- 食料は普段から多めにストックをしておく「日常備蓄」をしている
という想定にしているので、新たに購入はしませんでした。
例えば地震の場合、揺れている最中に逃げるわけではありませんよね。
安全が確認できたあとに日常備蓄品から持ち出せばいいかなと。
「日常備蓄」で災害に備えようパンフレット|東京都防災ホームページ
もちろん、不安な方は長期保存可能な水やアルファ米、缶詰めなどの食料も防災袋に入れておくのもアリです。
100円ショップでは買えなかったもの
買おうと思っていたほぼ全てのものが100円ショップで購入できたんですが、唯一買えなかったのがラジオです。
以前はダイソーで買えた(300円商品)ものの、現在は災害特需で品切れなのか、製造中止なのか定かではありませんが売っていませんでした。
防災用ということで、手回しでも発電でき、かつ乾電池で使えるものを購入。
このパナソニック RF-TJ20は、LEDライト、USBポートも付いているので災害用におすすめです。
東京防災
Kindle版なら無料で読める東京防災ですが、我が家では冊子版を用意して今回作った防災セットに入れておきました。
先日の「北海道胆振東部地震」のように停電が長引いた場合、スマホやタブレットはバッテリーの限界があるので不安があるなと思ったためです。
冊子は1冊130円(税込み140円)で東急ハンズなどで販売されているので買っておくのも良いかなと思います。
まとめ
最低限のものではありますが、ほぼ100均の商品のみでも防災セットを作ることができました。
長期間の避難生活となると心許ないですが、用意してあるだけでも安心感が違いますし、家族間でも防災意識が高まるんじゃないかなと思います。
いつまた大きな災害が起こるか分かりません。
何も準備していない、という方は100均でも良いので準備してみてはいかがでしょうか。
店舗でバラバラに買い集めるのが面倒…という方は、100均で集めるよりは値が張りますがセットで販売されているものもあるのでそちらをどうぞ。