先日こんな記事を書きました
これ以降、「珍スポット」「B級スポット」と呼ばれるジャンルが気になって仕方なくなった僕は、暇さえあれば珍スポット巡りをしている人のブログを漁って楽しんでいます。
ただ、やっぱり見ているだけじゃ物足りない。
そんなわけで、とりあえず日帰りで行けそうな距離のスポットを攻めてみようかと行ってきました。
謎の聖徳太子像
今回向かったのは、「なぜかお金持ちが多い町」なんて話も出てくる
岐阜県揖斐郡大野町。のどかな田園風景が広がる静かな田舎町です。
なぜかお金持ちが多い「岐阜県大野町」に学ぶ世帯年収1千万超えの鉄則 (女性自身) – Yahoo!ニュース
とても金持ちなんていなさそうな風景が続く場所なんですが、この町の山中に奇妙なものがあります。
県道266号線、通称「大谷スカイライン」の途中に、この怪しい像があるらしい。
大谷スカイラインの入り口はこんな感じ。いい感じの峠道を思わせられて期待が高まる
道中、やたら背の低い木があるな…とよく見たら、謎の彫刻が。昼間だからいいけれど、暗くなってから気が付いてたら怖いだろこれ。
体部分?をよく見ると、何か文字が書かれているんだけれど擦れて読めなかった。
平日の昼間という事もあり、人の気配が全く無く
なんとなく異世界感が味わえる。
こんな感じの曲がりくねった道を進んでいくと…
ありました。
でけぇ…何なんだこの像…
台座も合わせたら全高10メートルくらいあるのかな。
なかなか精巧な作りっぽく見える。
土台の部分には四角い枠があって、おそらくプレートがはめ込まれていたのでは、推測できます。
しかし、プレートはどこにも見当たらないので情報は無し。不気味だ…
ひと気の無い山道で、カーブを曲がったらいきなりコレなんでなかなかビビります。
もちろん、道には街灯も無く、ガードレールもまばら。夜間にはおすすめできない感じですね
他サイトの情報によると、中央の白い巨象が聖徳太子。
↑左側の赤像は親鸞。
↑右側の赤像は日蓮。
とのこと。
親鸞と日蓮はともかくとして、そこに聖徳太子が混ざっているっていうのが謎を深めてるって事で、珍スポット好きの間では結構有名らしい。
そして、中央の聖徳太子ですが
よーく見ると
腕が無い。
近づいてよく見ると、かなり朽ちてきているし、そもそも本体はコンクリじゃないっぽい。
おそらくFRP製。
台座には崩れた破片が散乱しています
周りを散策すると
謎の棒。
コレ、帰ってきてから調べて分かった事ですが、聖徳太子の笏(しゃく)みたいです。
これですね。
賽銭箱もあります
簡易な目隠しがされてましたが、賽銭が筒抜けでした。
畏れ多くてここまで触るのが限界。
罰当たりな感じがしたのでとりあえず僕も賽銭投げときました。
すぐ近くには祠もあります。
こちらは人の手が入っている感じです。
写真奥に見える建物は廃屋っぽい感じでした。
と、ここまで見た分には違和感しかない場所なんですが
この区画はそもそも野村山展望台というゾーンがメインの場所で
なかなかいい景色を楽しめる場所です。
自治体HPでもちゃんと紹介されてます。
背後の聖徳太子には全く触れてないけどな!
なので、こんな感じで駐車場もあります。
聖徳太子用の駐車場とも思えなくもない
脇には仮設トイレもありました。
散策コースも整備されていて、ハイキングや登山っぽい事もできるエリアです。
それだけに聖徳太子の異物感が凄い。
謎だらけのスポットなのですが、帰宅後この記事を書きながら調査すると
宗教団体が建てたものだの、祠の隣の空き地には建物があっただの色々と出てきます。
が、確証のある情報は無し。
地元住民に聞き込みした人の情報もありましたが、詳しくは地元民でも知らないとか。
色々と妄想のはかどる良スポットでした。
こういうオカルトっぽいというか、アングラっぽい雰囲気好きなんですよね。
幸い、休みだらけの仕事だし、平日休みだったら一人でフラッと楽しめるので
珍スポット巡りが趣味になりそう。
また別のスポットへ行ったらブログに残そうと思います。
岐阜県揖斐郡大野町の聖徳太子像
住所:501-0504 岐阜県揖斐郡大野町大字野3081番地2
大谷スカイライン(県道266号線)沿い
備考:冬季(12月~3月くらい?)は通行止めらしい。が、簡易ゲートなので抜けられるとか
Googleマップでも見られるのでちょっと笑えるw
おわり