昨晩、熊本で震度7という大規模な地震が発生しました。
断続的な余震が続き、甚大な被害が出ている様子が各機関で報道されていますね。
僕の住むエリアでは、東海地震がいつ発生してもおかしくないと言われています。
しかし、今のところ深刻な大きさの地震を体験したことはありません。
地震が発生したとき、すぐに動ける状態であれば良いのですが
そうでない状況の時も多々ありますよね。
今回の地震は発生時刻が21:26。
入浴中だったという人も少なくないのではと思います。
今回は、地震発生時にすぐ動けない状況の時どうすれば良いのかを調べたので、
万が一の為に記録しておこうかと思います。
地震発生時の対応
入浴中だった場合
1.扉を開ける
地震により扉が変形、閉じ込められることがあります。
まずは退路を確保しましょう。
1.揺れがおさまるまで身を守る
風呂場であれば、風呂桶や湯船のフタで落下物から身を守りましょう。
窓や鏡が割れる可能性があります。
揺れている最中に逃げようとするのは非常に危険です。
滑りやすいので、姿勢を低く。身を守る姿勢については→シェイクアウト
※護身が最優先ですが、入浴中では退路確保も優先順位は高いです。
2.周りを確認
揺れがおさまったら、床や天井に危険なものが無いかを確認します。
カミソリや鏡など、危険物が落ちている可能性があります。
3.浴槽のお湯はそのままに。給湯器のスイッチは切る
追い炊き運転など自動スイッチは切りましょう。
地震からの火災リスクを減らします。
断水の可能性があるので、浴槽の湯は残しておきましょう。
4.避難する
風呂から出たら、まずは安全な場所への避難を優先しましょう。
着替えている最中に余震の可能性も十分にあります。
バスタオルや毛布で体を包んで、着替えを持って外へ逃げましょう。
服を着るのは安全が確保されてから、落ち着いてからでも遅くはないです。
逃げる際は、靴底のしっかりした靴を選んでください。
トイレの場合
1.扉を開ける
風呂場と同様です。
退路を確保しましょう。
1.揺れがおさまるまで身を守る
個室内では下着をおろしているのでパニックになりそうですが、まずは護身です。
隠れる場所が無い場合の身を守る姿勢については→シェイクアウト
トイレのマットやトイレットペーパーロールなど、少しでも柔らかいものがあればそれを利用して下さい。
2.避難する
揺れがおさまったら、(下着を上げて)避難しましょう。
トイレは地震に強い、安全だ、という話もありますが、
これは狭いスペースでも、柱が4つ角にあるからということだそうです。
が、家屋自体が倒壊しては強いも何もないですよね。
まずは安全な場所への避難を優先しましょう。
ここからはビルメンっぽい地震の話題。
おまけ
エレベーター内の場合
外出中における密室として可能性があるのがエレベーター。
ビルメン的には密接な関係のある場所です。
エレベーターには地震管制装置が設置されています。(平成21年に設置が義務化されました)
この装置は、地震による揺れを検知すると最寄り階にて停止し、扉を開放するというものです。閉じ込め防止のための機能ですね。
- エレベーター内で揺れを感じたら
上記の通り、地震管制装置が働くはずですが、まずは全階のボタンを押しましょう。
最寄り階で降りるためです。
- 万が一閉じ込められてしまったら
パニックになってしまうでしょうが、「非常呼び出しボタン」で外部と連絡を取りましょう。
停電の場合でも通じるようになっていますし、エレベーター会社、もしくは常駐ビルメンの居る防災センターへ通じます。
エレベーター会社のスタッフはもちろんですが、ビルメンもエレベーター閉じ込めの際の救出訓練を実施している(はず)ので、非常時対応は可能です。
エレベーターは通気口があります。
フィクションで見かける
「空気が薄くなってきた…」なんて事も無いです。
エレベーターによっては「エマージェンシーボックス」が設置されている場合もあるので活用しつつ、救助を待ちましょう。
普段、大した仕事をしてないように見えるビルメンですが、
動かねばならない時があります。
地震・火事・停電 が発生した時です。
会社や現場によるでしょうが、少なくとも僕の居る現場では
毎日災害対応訓練を実施して備えています。
最後に
地震発生時にすぐ動けない状況の時の対応について、簡単ですがまとめました。
参考になればと思います。
今現在も、熊本県では余震が続いている状態です。死傷者も出ています。
被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。
おわり