先日、誕生日プレゼントということで、妻にRED WINGのポストマンシューズを買って貰いました。
レッドウイングのポストマン(REDWING 101)を買ってもらいました – ビルメンデス
今まで、革の手入れと言えば革ジャケット用に買った
M.MOWBRAY(エムモゥブレィ)のデリケートクリーム
を思いついたときに塗ってたくらいで、ちゃんとした革靴の手入れ方法を知らなかったんだけれど、
「ちゃんと手入れすれば一生モノ」なんて話も聞くし、ちょっと手入れしてみようかなと興味が沸いてきました。
で、いざ「革靴 手入れ」なんてワードでググってみたところ
なんか道具やらクリームやらめっちゃ出てきて、
「なにこれ、すげえ面倒くさそう…」
って尻込んでしまったんですが、何とか道具やら方法やら、とりあえず続けられそうなメンテ方法を自分なりに決めたんで、記録しておこうかと思います。
手順は3つ
最初調べ始めた時はなんかやる事めっちゃあるな…って感じたんですが
結局のところ、やることは大きく3つだけ。
- 馬毛ブラシでホコリを払う
- ステインクリーナーで汚れを落とす(水拭きする)
- 靴クリームを豚毛で塗って布で磨く(保革・補色)
ガチで手入れしようと思ったらまだまだ色々あるみたいだけど、現実的にやってこうと思ったらこれだけで十分かなと、調べる中で僕は思いました。
多分、問題なのは手入れ自体が面倒になってやらない事だと思うので。
以下、各手順をもうちょっと細かく解説します。
…と、その前に
前提.シューキーパー(シューツリー)を取り付ける
大前提として、革靴にはシューキーパーを入れましょう。
どんな安い革靴でも、これだけでかなり変わる…と言うか、どんな良い靴でもシューキーパー入れてないとすぐダメになってくらしい。
なんて言いつつ、僕も調べ始めるまで一つも持ってなかったんで買いました。
シューキーパーはかなりピンキリだけど、僕はとりあえず1足1000円くらいの安い木のやつにしました。
上を見れば1足分で1万以上、なんてのもあるけれど、
安いものならプラスチック製で1000円以下だし、下を見ればIKEAで99円のが売ってるみたいです。
まぁ近隣にIKEAとか無いけどさ…
ダイソーでも片足分ずつではありますが、木のシューキーパーが150円売ってるのを確認しました。
シューキーパーには
- 靴の形状を保つ
- シワを伸ばす
- 湿気を吸い取る(木の場合)
と言った効果があって、靴を長持ちさせるには必須のアイテムです。
1.馬毛ブラシでホコリを払う
靴の手入れグッズコーナーに行ってブラシを探すと【馬毛】と【豚毛】がありますが、
このホコリ落としの工程では【馬毛】を使います。馬毛の方が毛が柔らかい感じ。
縫い目や穴に溜まったホコリやゴミを掻き出します。
このときシューキーパーを付けていると、シワが伸ばされて隙間のホコリが掻き出しやすくなります。
初の手入れって事で、今回は靴紐を外したけれど、これも面倒なんで
こんな感じで
結び目を靴の内側に入れて作業するだけでいいんじゃないかと。
どうせ紐で隠れる部分だしね。
ブラシは東急ハンズで380円でした。
100均でも売ってるらしい。
1000円くらい出すとそれなりに大きいサイズのもあります。
2.ステインクリーナーで汚れを落とす(水拭きする)
人間で例えるなら洗顔の工程。
革の手入れは、よく人間の肌に例えられてます。
これまたM.モゥブレィなんですが、
「ステイン リムーバー」ってのがド定番らしい。
靴に付いてる汚れや、前に塗ってあった古いクリームなんかを落として、靴をすっぴんの状態にしてあげる作業。
指に綿100%の布の切れ端を巻き、そこにリムーバーを付けて靴の汚れを落とします。
着なくなったTシャツとか、穴の空いた靴下とかを利用すれば0円だけど、
無くても100均でTシャツ買ってきて切り刻めばOKです。色は白の方が良いです。
取れた汚れが見やすい。
更に手軽にやるなら、水で濡らして固く絞った布で拭くだけでOK。
リムーバーはあまりやりすぎると革が痛むって話もあります。
3.靴クリームを豚毛で塗って布で磨く(保革・補色)
人間で例えると化粧水、乳液の工程。
クリーナーで汚れを落とすと、革の油まで取ることになるんで、補給してあげる必要があります。
靴クリームには革の栄養や保革効果が入ってるので、それで補給するわけです。
このクリームもM.モゥブレィのでいいかと。
【予備知識】
注意したいのは【乳化性】と【油性】の二種類が存在するって事なんですが、この工程で使うのは【乳化性】です。【油性】は革の栄養や保革効果が入っていないので気を付けましょう。(ツヤ出しのみの目的)
靴クリームにはカラーが色々ありますが、履いてる靴の色に合ったもの、もしくは「ニュートラル」というどの色にも使える無色もの、どちらかがあればOK。
靴の色に合ったものを使えば、補色になるので傷が見えにくくなります。
ブラウン系の場合は、実際より薄いくらいの色味だと失敗しにくいみたいです。
とりあえず最初はニュートラル、補色が必要かなと感じたら色を合わせるくらいで良さそうです。
僕は持ってる革靴をとりあえず全部手入れしたかったんでニュートラルを買いました。
塗るのには【豚毛】のブラシが良いです。
固めの毛でクリームを伸ばしやすいので。
塗るときはホントに少量ずつでOK。量は米粒1つ、2つ程度が目安らしい。
キズの付きやすいつま先、かかとから塗ってくと良いです。
ブラシで伸ばしたら、新しい布の切れ端で磨いていきます。クリームにはロウが入っていて、磨くと光沢が出てきます。
これが手入れ前と手入れ後を並べた写真。
左が手入れ前、右が手入れ後です。
まだおろしたての靴なんであまり差は分かりませんが、右側には光沢が出てるのが伝わるかな?
クリームを塗った後は革も柔らかくなって履きやすくなった感じ。
※余談ですが、冒頭に出したデリケートクリームは、ロウの少ない靴クリームだと考えて良いみたいです。あまり光沢が出したくない場合は、デリケートクリームで仕上げるのもアリかも。※
これを左右両方にやれば手入れは完了。お疲れ様でした。
日常手入れ
- 履く前(もしくは履いたあと)に馬毛ブラシでホコリを払う
- 履いた後はシューキーパーを入れる
基本的に、ホコリさえ付いてなければ十分じゃ?って話。
シューキーパーでシワを伸ばしておくのが長く履くコツだそうです。
で、気が向いたときに解説してきた工程をやる。
これくらいが、続けられそうなメンテナンスかなと僕は思いました。
まとめ
M.モゥブレィの回しもんか!?ってくらいモゥブレィの商品ばっかりオススメしましたが、それにはワケがあって、取り扱ってる店舗が多いから。
=手に入りやすいって事です。
改めて、革靴の手入れ手順をまとめると
- 馬毛ブラシでホコリを払う
- ステインクリーナーで汚れを落とす
- 靴クリームを豚毛で塗って布で磨く(保革・補色)
分かりやすい動画があったので貼っておきます。(動画約1分半)
EASY SHOE CARE かんたんに出来る革靴の手入れ方法
道具買いそろえに行くのが面倒だな、って人には道具のセットもあるんで、とりあえずこれ買って始めてみるでもいいかも。
革靴の手入れしてみようかな?って人の参考になれば嬉しいです。
おわり