※ネタバレ満載の内容です※
先日(6月3日)、僕の大好きな漫画『HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター)』の最新33巻が遂に発売されました!
32巻が出たのが2012年の12月末だったんで、33巻まで丸3年は経過してますね。
長かった…
【2017.06.27追記】
34巻の比較はこちら
『HUNTER×HUNTER』34巻における加筆修正を連載時と比較してみました!【ネタバレあり】 – ビルメンデス
HUNTER×HUNTER33巻の加筆修正比較
HUNTER×HUNTERというと、ほとんどネーム状態でジャンプに掲載されて
コミックスで修正、ってのが流れが黙認されてる漫画なんですが(それはどうなんだって議論は置いておきます)
前巻の32巻では全然修正が無くてビビった覚えがあります。アレは正直いくらファンでも容認し難い…
参考:『HUNTER×HUNTER』32巻より引用
そんなワケで、今回の33巻はどうなんだろ?とふと疑問に思ったので検証してみます。
幸い、連載時の分はジャンプからハンタだけバラして保管してあったんで検証できました。
と、いうのも今回みたいに単行本までガチで遅かったりするんでハンタに関しては捨てるのが勿体なくてですね…w
修正箇所はNo.349のみ!じゃなかった!※追記あり
実際検証してみて驚いたんですが、実際に加筆修正がされていたのはNo.349「蟲毒」のみでした。
以下、検証結果を貼っていきます。
『HUNTER×HUNTER』33巻、及び『週刊少年ジャンプ』2014年 37-38合併号より引用
- カキンの各王子紹介のコマ①
ホイコーロ王のすしざんまいポーズ&服めっちゃ好き
『HUNTER×HUNTER』33巻、及び『週刊少年ジャンプ』2014年 37-38合併号より引用
- カキンの各王子紹介のコマ②
『HUNTER×HUNTER』33巻、及び『週刊少年ジャンプ』2014年 37-38合併号より引用
- カキンの各王子紹介のコマ③
それぞれ、背景とトーン、服の柄が追加されてます。
『HUNTER×HUNTER』33巻、及び『週刊少年ジャンプ』2014年 37-38合併号より引用
- 第4王子の儀式シーンにトーン追加
『HUNTER×HUNTER』33巻、及び『週刊少年ジャンプ』2014年 37-38合併号より引用
- ナスビー=ホイコーロ(カキン国王)の服、背景に加筆。
それにしてもネーミングセンス…w
『HUNTER×HUNTER』33巻、及び『週刊少年ジャンプ』2014年 37-38合併号より引用
- 守護霊獣がよりキモく加筆修正。
これ、アダルト認定食らったらどうしよう…w
『HUNTER×HUNTER』33巻、及び『週刊少年ジャンプ』2014年 37-38合併号より引用
- クラピカとミザイストムの会話シーンに背景追加
それにしても、33巻は文字が多くて読むのに時間が掛かりますね。
『HUNTER×HUNTER』33巻、及び『週刊少年ジャンプ』2014年 37-38合併号より引用
- 349話最終ページ。最終コマは完全に加筆
以前はよく見た気がする空白コマはここくらいでした。
以前のほぼ描きなおしとも言える加筆修正の事を思うと、ジャンプ掲載時でかなり頑張ってた事が伺えます。
※追記※
コメントにて、これ以外の変更点をご指摘頂いたので追加します。
『HUNTER×HUNTER』33巻、及び『週刊少年ジャンプ』2014年 29号より引用
- No.344「勧誘」にて、ジンのセリフ「思いつくのは外(そと)の道ばかり」が「思いつくのは外(げ)の道ばかり」に修正
『HUNTER×HUNTER』33巻、及び『週刊少年ジャンプ』2014年 30号より引用
- No.344「著者」にて、マッシェルのセリフが追加。
『HUNTER×HUNTER』33巻、及び『週刊少年ジャンプ』2014年 30号より引用
- No.344「著者」にて、「無人石(むじんせき)」が「無尽石(むじんせき)」に修正。
貴重な情報ありがとうございました!
重大な事実
そんなワケで、今回のコミックスは殆ど加筆が無かったからなのか
話の間のページでの挿絵が描き下ろしばかりで楽しかったです。
そして、その描き下ろしの中に
サラっと重大な真実が描かれてました。
暗黒大陸における5大厄災のうち
- ガス生命体 アイ
『HUNTER×HUNTER』33巻より引用
コイツが『ナニカ』の正体だと明かされてます。
ジャンプ連載時に「あれ、この『ガス生命体 アイ』ってナニカと関係あるのかな?」
とは思ってたんですが、その通りでした。
これで、暗黒大陸編でもキルアは続投決定…か?
33巻感想
新章「暗黒大陸編」のイントロダクションとなる話でした。
とは言え、話の筋としてはカキンの王位継承戦がまずはメインとなっていきそうな感じなんで、大陸への上陸はまだまだ先になりそうかな。
(しかも、現在の連載はそこから全く場面が変わってヒソカvsクロロやってるし)
他にも、ビヨンド(V6)とハンター協会とパリストン陣営の攻防だったり、その中に張られた色々な伏線なんかが今後どうなるのかも凄く楽しみです。
ハンタの好きなところとして、世界設定が凄く細かく、かつそれをさりげなく出してくるってとこがあるんですが
この33巻ではそれも色々と楽しめました。
例えば過去にネテロ会長が暗黒大陸に挑戦してた、ってシーンで
『HUNTER×HUNTER』33巻より引用
しれっとゾルディック家の人間(ゼノの父親か祖父?)や、選挙の時出てたリンネ=オードブルを出してきたり(かわいい)
『HUNTER×HUNTER』33巻より引用
まぁ最初から練ってたワケではないんだろうけど、作中での古代語を定義してたり
『HUNTER×HUNTER』33巻より引用
「ノーウェル基金」ってあたかも実在しそうな団体の詳細があったり。
こんな感じの「物語に直接絡んでこない」作中世界の設定がちょくちょく出てくるんで、凄くワクワクするというか、妄想が捗るんですよね。
それにしても、念が使えなくなったゴンはこのままフェードアウトなんだろうか…
最後に
今のところ、再開後の連載は途切れていません。
ジャンプの巻末コメントでは体調不良っぷりを書き綴っていて
またいつ休載してしまうのか…と不安にもなるんですが、今は連載されてる事を噛みしめながら楽しみたいですね。
暗黒大陸ももちろん楽しみですし、今やってるヒソカvsクロロも凄く面白いんで。
このまま順調に連載が進めば、34巻は年内発売もあり得るけど…どうだろうか。
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【6/7追記】
ブコメで指摘があった点など、一部内容を修正しました。
【2017.06.27追記】
34巻の比較はこちら
『HUNTER×HUNTER』34巻における加筆修正を連載時と比較してみました!【ネタバレあり】 – ビルメンデス
おわり
コメント
33巻P52
「思いつくのは外の道ばかり」
ジャンプ掲載時のルビは「そとのみち」だったが、
コミックスでは「げのみち」に変更。
33巻P73、
マッシュルの台詞「モチベーションが低い奴を振り落とす狙いか…?」が追加。
無人石が無尽石に修正されてましたな
キルア続投も気になりますが、センリツの呪いも絡んでくると嬉しいですね。彼女の呪いはなんとなく暗黒大陸由来のように感じます。
はんたーさん、hddさん
情報提供ありがとうございます!
早速反映させて頂きました!
しろこさん
コメントありがとうございます!
闇のソナタ、確かに人知を超えた代物っぽいんで暗黒大陸由来ってのは十分あり得る話ですね!
センリツもカキン王子の護衛メンバーなので話に絡んできそうですし、今後が楽しみです。
ナニカはやはり暗黒大陸出身だったんですね、私もさらっと書いてあってびっくりしました
ぺんぺんさん
コメントありがとうございます!
ネテロと一緒にゾルディック家の人間も暗黒大陸には踏み込んでるんで、その時にアイを持ち帰ったのかも…なんて妄想していますw
「作中での古代語」って富樫の出身の山形弁なだけだけど、、