ようやく気温も下がってきて、秋物の出番も増えてきました。
パタンナーやってた頃に比べると随分ファッション熱も引いてるんですが、やはり着こなしの幅が広がるこの時期はちょっとテンションが上がりますね。
僕のお気に入りの中に、JOSEPH HOMMEのラムレザージャケットがあるんですが、今回はそれのお手入れについて記事にしてみます。
モノを大切に使うには手入れが必須
今の仕事が設備の保守管理なんで痛感してるとこもあるんですが、どれだけ良いものを使ったり身に着けていたりしてもメンテをしないと悪くなっていくんですよね。
今回のレザージャケットはプロパーで7万円くらいの、僕の手持ちの中ではかなり高価なジャケット(実際はデッドストックを3万円で買ったけど)
ラムレザーのシングルライダースが欲しくて、確か5年くらい前に購入。
JOSEPHは元々イギリスのブランドで、日本ではオンワードがライセンス持ってるところ。このレザージャケットはファスナーまでブラックで過度な装飾の無いミニマルな感じがとても気に入っています。
これまでもM.モゥブレィのデリケートクリームで手入れはしていたんですが、やはりレザーウェアの宿命とも言える擦れによる色抜けやヒビ割れが徐々に出てきちゃってました。
で、これを業者に補修依頼なんかすると、そこそこいいお値段取られちゃったりするんですよね。そんなわけで、自分でお手入れすることにしました。
必要なもの
①SAPHIR(サフィール) レノベイティングカラー補修クリーム
②SAPHIR(サフィール) ユニバーサルレザーローション
革製品のお手入れでは有名どころのブランドです。
色の補色だけなら補色クリームだけでも良いんですが、今回は革全体に栄養補給も兼ねて全体に伸ばしたかったのでレザーローションも併用しました。
あとは
- やわらかい布(使い古しのTシャツなど)
- 混ぜるためのパレット
- ビニール手袋(手を汚したくなければ)
この辺りがあると効率よくやれます。
やってみた
Before
赤で囲ってある辺りが擦れて色落ちちゃってますね。袖口なんで結構気になります。
作業手順
- 柔らかい布で乾拭きし、表面のホコリなどを落とす。
- 補色クリームとレザーローションを【3:7】か【2:8】くらいの比率で混ぜる。
- 柔らかい布に混ぜたクリームを馴染ませて塗り込む。
- 仕上げに別の柔らかい布で磨く
大まかにはこんな感じです。
僕は要らなくなった紙箱を開いてパレット代わりにしました。
ジャケットが黒色だったんで補修クリームも迷わず黒でOKでしたが、他の色だと他色と混ぜたりして調整が必要です。
補修クリームは全部で40色以上あるので、探せばそこそこいい線いったカラーもあるかと思います。
After
仕上がりはこんな感じ。擦れたキズが全然わからなくなりました!
レザーローションで栄養補給もしてるんで、しっとりといい感じです。
ただ、レザーローションは割とハチミツっぽい甘い匂いがするんで暫く革が甘い匂いになるかもw
サフィールの補修クリームは色落ちしない
革の補色をするためのクリームは他にもいくつかあるんですが、サフィールのクリームが優れているのが色移り、色落ちがほぼ無いという点です。
塗ったらほぼすぐ馴染んで、擦っても色移りなし。(マニュアルには塗ったら10分放置となっているけど)
なので、結構ざっくりと適当にやっても綺麗に仕上がるので非常におすすめです。
レザーローションと混ぜて塗っているので、塗り伸ばしやすいのと革への栄養補給が同時にできるのも凄くいい感じ。
レザーローション単体でも革のお手入れとしてはかなり良さげなんで、シーズン前と後にやっておけばかなーり長く革製品と付き合っていけそうです。
レザーバッグやレザーソファーにも
今回はラムレザーのジャケットに使用しましたが、レザーバッグやレザーソファーなどでもこのような擦りキズは出てしまいます。サフィールの補修クリームはそれにも効くようです。
革製品ならなんでも補色できるクリームなので、色落ちや擦れキズに悩んでいる方はぜひ試してみてください!
コメント
[…] 出典:ビルメンデス […]