もう4か月ほど前になりますが、こんな記事を書きました。
書いた当初「こんな感じで年2回書けばいいかな」と思っていたんですが、よくよく考えれば1クールごとに書いた方が都合良さそうだなと気が付きまして。
夏アニメも一通り完走しましたので、感想をまとめてみようかと思います。
2016年夏アニメ感想
アルスラーン戦記 風塵乱舞
全8話 アニメ制作:ライデンフィルム
8話で終わって「は?打ち切り?」ってなったんですが、3期ありきでの調整だったのかな。
僕は原作知らないんでどのあたりまで準拠してるのかは不明なんだけれど…
2期でもアルスラーンの配下が基本的に有能すぎて絶対勝つので、「どうやって勝たせるのか」みたいなとこを楽しむような感じだった気がする作品。
それにしても、最終話にエクバターナで三つ巴!みたいなナレーションの後、アンドラゴラス王の「ヤシャスィーン!」で終わったのには正直笑った。
もはや「アンドラゴラス王戦記」やん。
そこはアルスラーンに言わせとけよ…と思ったのは僕だけじゃない気がする。
planetarian ~ちいさなほしのゆめ~
全5話 アニメ制作:david production
原作発売から12年越しにアニメ化されたkey珠玉のSF作品…って事なんですが
この時期のkey作品では唯一プレイしたことが無かったんですよね。なんとなくプレイしてなかったくらいで特に理由は無いんですけど。(それ以外はプレイ済み)
アニメ観て、一気に引き込まれました。成長し過ぎた文明が戦争でほぼ全滅して、荒廃したっていう世界観。たまらないっすね。
4話まで観たところで我慢できず原作をプレイしちゃいました。
登場するのがほぼ「屑屋」と「ほしのゆめみ」のみなので、人物に対してある程度は感情移入できないと難しい作品かも。
プラネタリウムの部分はアニメって媒体を最大限に生かしてあって、良い映像化でした。
ただ、ラスト辺りの描写はゲーム版の方が個人的には好きでしたね。
モブサイコ100
全12話 アニメ制作:ボンズ
アニメ化大成功!
原作既読組なんですが、それでも次週が待ち遠しいと思えた良作でした。
村田版ワンパンマンとは違い、作画もONE先生がやってる原作なんですが、個人的にはONE先生の絵柄ってなかなか味があって好きなんですよね。
その持ち味を壊さないキャラデザでアニメ化されてるし、戦闘シーンでのカメラアングルが秀逸。スピード感がよく出てましたね。
俺TUEEE系のカタルシスと「でも、そんなの無駄じゃねーの?」っていう皮肉が効いてるバランス感が絶妙な作品。
ベルセルク
全12話 アニメ制作:ライデンフィルム
僕としては冒頭の3D作画に違和感を覚えたところからスタートしたアニメ。
結局最後まで3Dと2Dの違和感が気になって没入しきれなかった作品でした。
原作は既読…なんですが、新刊の遅さも相まってそこそこ内容忘れてただけにアニメには期待してたんだけどなぁ…
全編3Dなら「楽園追放」とか「シドニアの騎士」みたいに違和感無かったと思うだけに残念。
でも、9mm Parabellum Bulletと平沢進の曲は素晴らしかったです。
ダンガンロンパ3 -The End of 希望ヶ峰学園-
全24話(未来編12+絶望編11+希望編1) アニメ制作:Lerche
ゲームはやったことなくて、前作のアニメ「ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 The Animation」だけ観た状態での視聴でした。
未来編と絶望編の同時進行って事で話題だったんだけれど、エピソードを上手くリンクさせてて見応えありました。
超高校級のアニメーターがチートすぎるかと思ってたら、カムクライズルそれを軽く飛び越えていったりと、色々と突っ込みどころがあって飽きなかったです。
そして何より、最終話の「希望編」でhideの「ever free」が流れたことがサプライズすぎて最高。知らなかったんですが、告知はしてたみたいですね。
今週の『週刊ファミ通』にて小高のコラム「絶対絶望小高」が掲載されております。テーマは「ever free」ということで、アニメ『ダンガンロンパ3』のどこかでhideさんの『ever free』という曲を使わせていただくことになりました!どんな場面で使われるのか、どうぞお楽しみに!
— ダンガンロンパ公式 (@dangan_official) 2016年5月26日
関連記事:5/2はhideの命日。好きな曲ランキングTOP10を作ってみました – ビルメンデス
ReLIFE
全13話 アニメ製作:トムス・エンタテイメント/だぶるいーぐる
前回の記事のコメントにておすすめしてもらった作品なんですが、想像以上に面白かったです。
強くてニューゲーム的な設定と各々のトラウマに向き合ってく展開、エンディング曲の懐かしさ。刺さるポイントの多い良作でした。
僕はアマゾンプライムビデオで観てたんですが、何故か本放送よりも一週分配信が早かったので謎のお得感があったアニメ。
関連記事:アニメ「ReLIFE(リライフ)」のED曲が20~30代ホイホイ過ぎる【曲一覧まとめ】 – ビルメンデス
あまんちゅ!
全12話 アニメ製作:J.C.STAFF
天野こずえイズム全開のアニメ。
舞台は伊豆…なんですが、こんな善人しか出てこない世界はネオ・ヴェネツィアならぬネオ・伊豆でしょう。
見てて前向きになれるって意味で非常に貴重な作品。
あまりにまっすぐすぎるキャラクターに直視できなくなるような感覚があったりもしたんで、「恥ずかしいセリフ禁止!」ってフレーズの重要さに気がつくという…
D.Gray-man HALLOW
全13話 アニメ製作:トムス・エンタテインメント
妻が好きな作品なので一緒に観てたんですが…うーん。
アニメ前作が10年前で、僕は原作追ってたのが少年ジャンプ掲載時までくらいだったんでかなーり薄い記憶のまま観てたんですが、結局最後まで僕の中でフワフワしたまま終わった感じ。
往年のファン向け映像化ってとこですかね…?
甘々と稲妻
全12話 アニメ制作:TMS/3xCube
原作既読組。
最初はつむぎの声がどうしても違和感あったんですけどすぐ慣れました。
最終的にはあのコテコテな感じが逆にクセになる感じ。
あまんちゅ!同様、基本的に善人しか出てこないので癒やし枠でしたね。
夫婦で毎週楽しみに観ていた作品です。
Rewrite
全13話 アニメ制作:エイトビット
Rewriteも発売日に購入してプレイしたゲームなんでそこそこ思い入れがあったんですけど…
全ヒロインをつまみ食い的に描写したせいでもう何がなんやら…って感覚。
作画もブレブレながら、キャラデザがなんというかのっぺりしてるんでそれも微妙だったのかな。京アニが異常だっただけで、鍵作品のアニメ化に期待しすぎるのが良くなかったね、うん。尺も短かったし…(2クール目決まってるけれど)
今となってはJCのリトバスすら十分良かったのだと感じています。
エイトビット×天衝作品だったから、正直グリザイアのアニメ版くらいを期待してたんだけどな。
つらつらと悪く書いてますが、静流ルート分は結構良かったです。
2期はどうなるか…
ドラゴンボール超(47話~・未来トランクス編)
放送中 アニメ制作:東映アニメーション
未来トランクス編は悪くはない…気もするんですけど、やっぱり感覚的には良かった思い出を汚され続けてる方が正直強いです。GTの方がよっぽどええやん…とりあえずOP、ED曲はGTの方が上だと思います。
だったら観るのやめれば?って話なんですけど、それでも観てしまうのがドラゴンボールって名前の凄さなのかも。
「超サイヤ人ゴッド超サイヤ人」がサラっと「超サイヤ人ブルー」とか呼ばれてて「?」って思ってたら「超サイヤ人ロゼ」とか出てきてインフレがヤバい。
ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない(2クール目)
放送中 アニメ制作:david production
相変わらず良い!
キャラも揃ってきて、4部の面白さがグイグイ来てます。キラークイーンの作画はイマイチでしたが。
まぁその辺りはご愛嬌って事で…
キッチリ全エピソードやってくれそうな感じなので3クール目も期待。
マクロスΔ(2クール目)
全26話 アニメ制作:サテライト
脚本の構成的な問題なのか、いまいちテンポの悪い印象が残ってるアニメ。
ワルキューレメンバーの過去話掘るならもっと早くやれだとか、ミラージュさんがずっと負けヒロインやないかとか、終盤の展開がちょっと…だとか、言いたいことは色々あるんですけど。
何より戦闘がファイター形態ばっかだったのが残念。もうちょっとガウォークとバトロイド使って欲しかったです。
1話でハヤテが初操縦したときのインメルマンダンスにテンション上がった人間なんで、ハヤテにもうちょっとスペシャル感出しても良かった気がしたり。
マクロスってビッグタイトルだけになんとなく辛口になっちゃいましたが、仮に100点満点で点を付けたとすれば55〜60点を常時取ってるみたいな印象のアニメでした。
楽曲に関してだけ言えば、様々な作曲家が提供してきてるたけあってバリエーションに富んでいて凄く良かったですね。
Re:ゼロから始める異世界生活(2クール目)
全25話 アニメ製作:WHITE FOX
2016春夏はこの作品が持っていったなぁって印象。
制作陣の気合の入り方がひしひしと伝わってくるアニメでした。携帯の着メロのくだりとかね。
参考:携帯電話の実機から音源を収録!「リゼロ」原作者が明かす第19話「白鯨攻略戦」制作秘話 – Character JAPAN
内容としては2クール目序盤のスバルが情けなさすぎてちょっとダレた感も個人的にはありましたが、やっぱりあそこまで突き抜けて人間味ある主人公+全肯定系のヒロインってのはヒットして然りって気も。周りから認められ、白鯨・魔女教との決戦へ向かう展開はアツかったです。
余談ですが、エミリアがモブリアと揶揄されるレベルで出てこなかったので、妻から「この銀髪の子がヒロインじゃないの?」と何度か聞かれたのがやたら思い返されます。
しかしながら、毎回引きが素晴らしく放送が楽しみだったアニメです。
機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096(2クール目)
全22話 アニメ制作:サンライズ
実はUCに関してはOVA版全7巻のうちepisode3あたりまでしか観てなくて、完結したら一気見しようかと思ったまま放置してた作品でした。
いつか観よう…と思ってたら今回のTVシリーズ始まってラッキー!みたいな感じでしたね。
圧倒的な作画のMS戦はホント素晴らしかったし、最後、ミネバの全世界への演説をもって長きにわたる戦争が一旦終結する(ように見える)
終わり方にはだいぶスッキリしました。まぁ後の時代を描いたガンダム作品がいくらでも続いてるんで、結局戦争は無くならないんですけども…
「結局、フル・フロンタルって何だったんだよ!」とか、「サイコ・フィールド凄すぎ」みたいな話やら、そんなのを終わってから各所で情報収集しなおして
また楽しめたりしたので、やっぱりガンダムってコンテンツはいいよなぁと再認識。
最終話の冒頭でいきなり「100秒でわかる!機動戦士ガンダムユニコーン」とかやり始めたときは正直笑っちゃったけど。
ナレーション:甲斐田裕子(マリーダさん役)ってとこも含めて面白かったですね。しかも割と要点押さえてたし。
フル・フロンタルは「全裸」って意味だとかそこで初めて知ったわw
アニメ映画
planetarian ~星の人~
劇場アニメ アニメ制作:david production
配信版「ちいさなほしのゆめ」がとても気に入ったので劇場版である「星の人」も観てきました。
「ちいさなほしのゆめ」の後の時代、屑屋が「星屋」を名乗って各地を巡った最後の終着点での話。サイドストーリーとして短編小説で発表されていたものの映像化作品ですね。
上映時間117分のうち半分以上が配信版の再編集を回想として入れている構成でした。
しかし、視点を「屑屋」からにしているようで、配信版であった「ゆめみ」からの視点(ロボットっぽいUI越しの画面)なんかは無くなってたので
芸が細かい感じ。あくまで「屑屋」の回想なんだなとさりげなく分かるのがニクい。
配信版で内容は分かってるから多少冗長に感じるとこもありましたけれど。
しかし、派手な演出こそ無いんですが、丁寧に描かれていてスタッフに愛されて映像になったんだなと伝わってきました。
「星の人」の最後はもうね…あのセリフがヤバいんですよ。これはネタバレなんで避けますが。
劇場で貰ったポストカードもね、鑑賞後に見るとまたグっとくるものがあります。
エンドロールでLiaさんの「星の舟」が流れるのがまた素晴らしい。
君の名は。
劇場アニメ アニメ制作:コミックス・ウェーブ・フィルム
興行収入が128億突破で歴代アニメ映画興行収入5位(2016.10.05時点)となり、爆発的ヒットなんで感想も各所で出尽くしてる感あるんですけども 一応。
僕は新海作品っていうと「秒速5センチメートル」と「言の葉の庭」しか観たことなくて、あとはminori作品でオープニングやってたなぁくらいの認識。
映像が美しく、水や空の描写に息を呑むような事の多い印象でしたがその辺りの映像的な美しさは流石でした。
そこに分かりやすいエンタメ色が加わって、そりゃ売れますわって納得の映画だったと思います。
ストーリーよりも演出なんだなぁと強く感じた作品でした。面白かったです。
聲の形
劇場アニメ アニメ制作:京都アニメーション
君の名は。と同時期にこの作品も公開されてるってのはホント凄い。公開初週の週末にレイトショーで観ましたが、満席でしたね。
内容については連載版のコミックス全7巻を2時間にまとめてるって事でひたすら濃厚。
登場人物の視点にグッと寄った描写は内容を知っていても刺さるものがありました。
テーマは贖罪とディスコミュニケーションかなと僕は受け取ってるんですが、扱ってる題材が題材だけに案の定ちょっと変な方向に是非が問われててなんだかなぁって感じもあったりします。ですが、間違いなく傑作でしょう。
途中で視聴をやめたアニメ
レガリア The Three Sacred Stars
放送中 アニメ制作:アクタス
当初はスルーしていたんですが、4話まで放送したところで
「既に放送・配信している話数において、本来意図していたクオリティと相違があることを強く認識した」
と休止、9月から改めて1話から放送するという異例の展開で話題だったので
9月からの再放送版を視聴したものの…
日常パートの挟み方がなんともテンポ悪く感じたのと、なによりロボ(レガリア)がロボっぽくなくてイマイチだったので3話でフェードアウト。超テクノロジー系なんで機械っぽくない動きでもいいのかもしれないですが、僕には合わなかったですね…。
2話でギアスのオレンジ卿っぽい人のレガリアがトランプをバサーってやったとことかどうなんだ、あれw
2016夏アニメ総評
なんだかんだ、楽しく観れた作品が多かった印象の2016年夏アニメ。
2クール目のものを含めたテレビシリーズ15作と、アニメ映画3本でした。
「NEW GAME!」とかは結局「がんばるぞい!」だけが先行してて結局観れてなかったり、「この美術部には問題がある!」「91Days」なんかも気になってましたが結局観れてないのでまたいずれ…
2016秋アニメの視聴予定
- Occultic;Nine -オカルティック・ナイン-
- 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ(2期)
- 3月のライオン
- ドリフターズ
- 夏目友人帳 伍(5期)
- ハイキュー!! 烏野高校 VS 白鳥沢学園高校(3期)
- ViVid Strike!
- 響け!ユーフォニアム(2期)
この辺りを視聴予定です。あとは評判良さそうなのを拾っていく感じでしょうかね。
とりあえずオルフェンズ2期1話は観たんですけど、いきなりバルバトスルプスがカッコ良すぎてテンション上がりました!
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おわり