いよいよ平成も終わりが近づいていますが、気が付けばビルメン業界へ転職して、早くも6年目に突入しました。
↑この記事を書いてからも早1年…本当にあっという間すぎてヤバいです。
僕の前職はアパレルメーカーで、新卒から3年働いて現在の系列ビルメン会社に転職したんですが、今回はその時のことについて振り返ってみようかと思います。
新卒で入ったメーカーが傾いて転職を決意
僕が新卒で入ったのは婦人服のメーカーでした。
社員は30名前後ですが、創業から40年ほど続く会社です。
高校卒業後、ファッションの専門学校に進学していたので希望通り業界に入った感じですね。
パタンナー(服の型紙を製図する仕事)として、まぁそこそこやっていました。
しかし、ジワジワと下がり続けていく売り上げを打開することができず、会社は思った以上にヤバくなっていたようです。
突然の即日解雇が行われる
徐々に疲弊していくなか、社長が取った行動が
- ブランド(課)を1つ閉鎖する
ということでした。
会社には3つのブランドがあり、それぞれが課に分かれていたんですが、ちょうど僕が配属されていたブランドが解体されることになったんです。
ある日の朝、課長から順に社長室に呼ばれていったかと思うと、その場で解雇が通告され荷物をまとめるよう言われたようです(翌月分まで給与は支払われるので法令違反ではないとの事)
“ようです”と言うのは、当時の僕はその課の仕事以外に社長から直でECサイトの運営を任されていて、課の中で唯一解雇の対象では無かったからでした。
しかし、
いくら法令違反ではないとはいっても、事前通告なしでの即日解雇はヤバすぎる…
と、その時に会社を辞めようと決意。
取引先などは残った他の課の人たちが引き継げばいいと社長は考えていたようですが、
「取引先に挨拶も無しに辞めれないだろう」と解雇通告後も営業の人たちは半ばボランティアで出社していたのがとても印象深く記憶に残っています。
今思うと、解雇は免れたのだから次が決まるまで残っていれば良かった気もするんですが、
当時は
早くこの会社から出ないとヤバい
という気持ちが先行していたのか、転職先が決まる前に退職。
その後も退職者が続出し(皆ヤバいと思ったんでしょう)、現在は民事再生手続きをしたと風の噂では聞いています。
自社ビルを持っていましたが、現在は賃貸ビルになっており全く知らない会社が入居しています。
ビルメン業界を知る
何も決まってないまま勢いで辞めたものの、「このままアパレル業界で大丈夫か…?」と疑問を感じていた僕は、異業種への転職を決意します。
元々、工業高校出身で、在学中に危険物乙四や二種電気工事士などの資格を取っていたこともあり、それが活かせる職は無いかと調べていて見つけたのがビルメンテナンス(設備管理)の仕事でした。
5ちゃんねる(当時2ちゃんねる)の転職板で、やたら勢いのあるスレッドがビルメンテナンスのスレだったんですよね。
(当時はよくROMってたので情報収集も2ちゃんを使っていました)
そこで見たのが
・月の半分は休みになる
・歳をとっても働ける
転職サイトでビルメン求人を探し始める
よし、ビルメン(設備管理)を目指すぞ!と意気込んでまずやったのが、転職サイトへの登録でした。
と、CMで見たことあるサイトへ片っ端から登録して求人を探しました。
ビルメン業界について調べると
・独立系と系列系の会社があり、待遇は系列の方が良い場合が多い
という情報が出てきます。
前職は中小企業で消耗したということもあって、僕の狙いは系列系ビルメン一択でした。
しかし、二種電気工事士は持ってるとは言え、未経験者も応募できる系列ビルメンの求人は当時あまりありませんでした…(現在は未経験可の求人も増えていますね)
転職エージェントへ登録してみる
転職サイトだけでは限界があるのかも?
と思った僕は、転職の経験がある友人に相談してみることに。
すると
転職エージェントを使ってみたら?
俺も使ったんだけど、転職サイトに無い求人を結構出してくれたよ。
おすすめはリクルートエージェント(というか友人が使ったのがここだけ)ということで、ひとまず登録してみることに。
未経験でも応募できる求人があった!
リクルートエージェントでは、実際にキャリアアドバイザーの方と直接会って面談をしました。
過去に取った資格を生かして転職したいと思っています
こんな感じで、設備管理の仕事をしたい、と伝えたところ、未経験でも応募できる10件以上の求人を出してくれたんです。
更に、無料で面接対策のセミナーを受けられたり、履歴書や職務経歴書についても添削してくれたりと、初めての転職で分からないことも多かっただけにとても助かったのをよく覚えています。
系列ビルメン会社に内定を貰う
面接の感じでテナント対応は大丈夫だと思ったのと、電工を持ってたから。
あと若かったし(笑)
との返答でした。
僕も入社して感じたことですが、今のビルメンは、CS(顧客満足度)を大切にする傾向が強いです。
それもあって、「テナント対応がそつなくできる」能力が求められるんです。
以前にも増してサービス業としての側面が強くなっているなと思います。
オフィスビルを複数棟管理する現場へ
入社後、配属されたのは“当たり現場”と言われるオフィスビルでした。
ただ、普通とちょっと違うのがメインの超高層ビルを旗艦として、周辺の複数ビルを群管理している、というところ(合計9棟)。
一部ですが商業施設も入った複合ビルなので、飲食店などトラブルの起きやすいテナントも入っていたり、築30年超の物件も複数存在するので漏水が頻発したりと、オフィスビルらしからぬ忙しさではありましたが、群管理のお陰で触れる設備の数も多く、良い経験になっているなと感じています。
幸い、現場の中核メンバーに食い込めたこともあってか、6年目になる現在まで異動もなく現在まで至ります。
まとめ
長々と自分語りをしてしまいましたが、僕が異業種から未経験で系列ビルメンになるまでを振り返ってみました。
4点セットなどの資格や、実務経験を求められる事も多い系列ビルメンですが
- ある程度のコミュニケーション力(社会人経験)
- 最低限の資格(二種電工)
- 年齢(20代)
で、僕の場合ビルメン未経験でも系列ビルメンになることができました。
ビルメンに必要な資格についてはこちらを読んでみてください。
僕の入社後もビルメン未経験での入社が結構ありましたが、やはり上記の条件を満たしているケースが殆どでした。
系列ビルメン会社(少なくとも僕の勤める会社)では、このようなポイントを見て採用をしているみたいですね。
引きこもりやニート、コミュ障にもおすすめ!
なんて書いているデタラメなサイトもありますが、基本的には
・テナントと業者
などを橋渡しするのがビルメンの仕事です。
そういったサービス業だということを理解して働くには良い業界だなと思うので、ビルメンへの転職を考えている方は参考にしてみてくださいね。
ビルメン(設備管理)の転職におすすめのサイト・転職エージェント
ここでおすすめしている1番の理由は、僕の働く系列ビルメンテナンス会社も求人を出しているという事です。
良いビルメン会社・求人を見分けるコツでも書いたとおり、大手の親会社を持つ系列企業はコンプライアンスの観点から良条件のケースが多いです。
求人はハローワークでも出すことが出来ますが、ハローワークへの掲載は無料でできるのに対して、このような転職サイトに求人を出す場合、企業は1人の採用ごとに100万円程度の広告料を支払っています。
つまり、企業としても余力があるということで、会社としての安定性もあるということ。
どうせ働くなら良い条件がいいですよね。
僕が未経験からビルメン業界へ転職した際には、転職エージェントを活用しました。
求人の紹介だけでなく、履歴書の添削や、面接対策の講義などもあってとても助かりました。しかも利用料は無料。本気で転職を考えるなら、エージェントを経由するのが絶対オススメです。
doda(デュータ)
ビルメンへの転職を考えているなら、必ず登録してほしいのがdoda(デューダ)です。
おすすめの理由はなんと言ってもビルメン求人の多さ。
僕の働いている系列ビルメンテナンス会社もdodaに求人を出していたりします。
実際に検索してみても設備管理なら800件以上!
これは他のサイトと比較しても特に多いです。やはり選ぶならなるべく多くの求人から選びたいですよね。
良い求人を探したいなら登録必須の転職サイトです。
☑ 他にはない非公開求人・限定求人も豊富
☑ エージェントサービスも並行して使えるので初めての転職でも安心
リクルートエージェント
転職エージェントとして業界最大級の実績があるのがリクルートエージェントです。
僕も実際に利用しましたが、当時ビルメン業界未経験で異業種からの志望だったにも関わらず、応募できる求人案件を10社以上提示してくれたことにはとても驚きましたね。
また、リクルートエージェント主催の「面接力向上セミナー」を無料で受けることができますが、これがかなり役立ちました。
他にも履歴書や職務経歴書の添削をしてくれたり、企業情報を提供してくれたりと、かなり親身に対応してくれたのが今でも印象深いです。夜遅く(21時など)でも面談や電話対応してくれるのも助かりました。
「はじめての転職で何をすればいいか分からない」、「よりよい会社に行くにはどうすればいいのか」といった悩みがある方には特におすすめです。
もちろん無料で利用できます。
☑ 履歴書や職務経歴書の添削、面接対策セミナーなども無料で受けられる
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